「暗記」と「理解」について

英単語勉強中

この【暗記】と【理解】に関するテーマは、ご両親からの相談では、「暗記は出来るのだけれど、理解するのが苦手なようで。」と言う角度からご相談を頂く事があります。 確かにあるご相談ではあるのですが、このお話を書こうと思い立った理由は、私の所のベテランの家庭教師と、「他の家庭教師の協会は一体どれ位勉強の事が分かっているのか」と他の家庭教師の協会のホームページを覗き込んでいた際に、 結構な確率でいくつかの家庭教師の協会が「暗記すれば点数が出る。」ような記事を見かけた事に2人で驚いた事が本当の切っ掛けです。

「公式を暗記する。」そして問題をこなすこと。とか「社会は暗記」「理科・社会は暗記教科だからとにかく覚えること。」などを見つけて、2人で目を見合わせて「この人は本当に勉強して来たのか?」と同時に声が出ました。 「いや、実際に家庭教師をしている人ならこの話はないだろう。」とか「これは業者に頼んで記事を作ってもらったのかもしれない。」など私たち2人には信じられず、 「暗記」が勉強だと言うような記事に対して様々な憶測をしてしまいました。

一緒にいたベテランの家庭教師は、「上の人間はこれに疑問がないのだろうか?」と私に聞いて来ましたが、この家庭教師の業界には「お金のためにだけしている協会も残念だけどある。」 事を話すと納得している様子でした。家庭教師の協会のホームページにすらこんな事が書いてある。これで教えられた子供たちは可哀想だし、それを当然に話すような家庭教師ならする意味はない。 そんな記事を読まれたご両親が誤解して、世の中が揃って子供たちに間違った事を教えてはならない。と思い、そこで、急にこの話をすべきだ。と思い立った訳です。

 

学習の基本は「理解」にあります。

物事には何事にも「道理」があり、「道理」の無い物事は無い。と言ってもいいと思います。この「物事の理屈」を学び理解する事にこそ、勉強の意味があります。 ホンダの創業者の本田宗一郎さんのお話で、本田さんの夢F1参戦に向けて、その下のクラスのF2のエンジンを開発していた頃の話なのですが、その開発責任者の方のお話を読んだ事があります。

レースの最初は出ると負け、出るとあらゆるものが壊れれる。状況で、壊れるたびに本田さんは「なんでだ!」と。衛星通信もない時代ですから、複雑な状況の説明が出来ないでいると「なんだおまえ。理由が分かんなきゃ対処のしようがないじゃないか。」「どうしてだ、どうしてだ!」「なんでこんなもの作るんだバカヤロー!」と。 お話を読んでそのやり取りを想像して面白くなったのですが、その責任者だった方が言うのには、本田さんからは、この「どうしてだ!」と言う言葉が本能的のように出たそうです。 私は「なるほどなぁ。」と本田さんの感覚が何となく分かる思いがしました。

つまり、「全ての事象には道理があって、道理や理屈が分かれば対処を考える事が出来る。」と言う事なのだと理解したのですが、家庭教師の協会をして子供たちのお世話をしていた私には、 この「道理や理屈」を学ぶ事で、間違いない対処(問題を解く)の力が備わり、例え間違っても発見があり、むしろ逆に理解が深まるものだと考えていましたから、本田さんの心を感じる事が出来ました。 同時に、正しく学ぶ事は「その先の人生でとても役に立つ力をやはり得ることが出来るのだなぁ。」と実感した覚えがあります。 世の中の最前線で活躍されている方がこの話をお読みになれば、この本田さんのお話から、「正しく学ぶ」事は「人生でとても大切な事」である事は十分理解される事と思います。

ここまでお話をした上で本題ですが「勉強は暗記が大切」と言うようなよその協会の記事、みなさんはどうお考えになられますでしようか? 同じ家庭教師を生業にする同業として、情けないのですが、そういう家庭教師の協会のお話はまたのお話にして(関心があるようなら【それぞれの家庭教師協会による特徴や違い】 をお読み下さい。)学習の際に、確かに「暗記」が必要な事はたくさんあります。ただし、「理屈」を学ぶ事や「理解」する事が学習の第一の目的で『理解すべきを理解して、 それから暗記すべきは暗記する。』が正しい学習の手順であり向き合い方です。私は良く家庭教師に「理屈」が分かれば「自分の考えで問題を解き、間違えても何故間違ったか考える力が着く。」 から「理屈を勉強するんだよ。」と子供たちに常に話してあげて欲しいとお話ししますが、ぜひ、みなさんで考えてみて欲しいと思います。

 

暗記は出来るのだけれど、理解するのが苦手な子

さて、「暗記は出来るのだけれど、理解するのが苦手なようで。」のご相談に漸く戻るのですが、「暗記力」を発揮する子供は比較的真面目な子供に多いように思います。 「覚える事で学力としての得点になる。」と真面目に暗記するのですね。そして、小学校時代から「覚える」ことで勉強について来た経験を重ねている印象があります。

私から見ると暗記力を使い「◯をもらう」訓練をして来た事が勉強そのものになってしまい本田さんの言うような「どうしてだ。」「何故だ。」の意識が育たなかったのだと思います。 こうした傾向の子供さんは、今の学力重視の学校教育【学校教育の問題と教育の考察参照】では、学習カリキュラムが増えた事や、教科書を使わずにプリントを使った学習が頻繁に見受けられ、かなり増えている印象があります。

家庭教師が担当して、学習の進め方の見直しから、スッと本来の学び方を感じ取って、成績に繋がり、勉強への意識まで変わる子供もいます。また、その逆に学習感覚の修正に、かなり時間の掛かる子供もいます。どうしても「暗記すれば◯がもらえる。」感覚が経験として蓄積するため、何を「理解」すべきかを見抜く直感力が育っていないからです。

もし、この記事をお読みになっているご両親で、子供さんに「暗記は出来るのだけれど、理解するのが苦手。」と言うような様子を感じられるようでしたら、すぐにでも、今の学習方法 (塾、通信添削も含みます。)をやめて、「家庭教師で勉強する。」事を勧めます。 1つのヒントは「教科書」を学習の中心にする事です。「理屈」や「道理」がそこにあるからです。そこから学習を進めてくれる存在は「家庭教師」しかありません。

 

追記

「家庭教師」をお探しの場合には、ぜひ、このページを皆さんが読んでくれたらと思います。それは、冒頭で話をしたような「学習を理解しているのか分からない。」ような所も、 家庭教師の検索で出て来ますし、そうした所は営業は非常にうまく、また、積極的に広告活動をしていますから、このページの知識がとても良い家庭教師を探す上で参考になると思うからです。 そうした家庭教師の協会に所属する教師たちにも、「理解」こそ大切な事を知っている教師が多くいる事とは思いますが、月次の報告などで、子供さんの学習に関して適切に問題を見抜き家庭教師の指導の相談に乗って良い学習のアドバイスをしているとはとても思えないからです。 「新潟県」で「家庭教師」を生業として検索される所は多数あります。子供たちへの学習への考え方も、私が見るところ、とても「浅くて単純だなぁ。」と感じるところが多く見受けられます。 子供たちにとっては、人生を生抜き、幸せな未来を作り出すためにも、とても大切な学習をしている学びの時期です。この記事をお読みの皆さんには。ぜひ、どんな勉強が大切なのかを考えて頂いて、子供たちに意味のある学習経験の出来る勉強方法を選択して頂きたいと思います。

LINEで送る
Pocket