家庭教師と国語力

国語教科書

 

家庭教師の仕事を27年続けて来たました。長い年月家庭教師の協会を運営し多くの家庭教師として活躍する教師達と出会って来ました。

その多くの家庭教師達と子供達の学習状況に関しての確認や対策の話をして来ましたが『国語の力』の大事さを感じる事が私には何度もあります。

塾で学校外での学習機会を持たれる子供達は、数学や英語を中心に通塾します。私たち家庭教師もまた学習指導の中心が数学、英語となる事が一般です。

確かに数学や英語は積み重ねの教科と言うこともありご父兄も心配される教科で、子供達もまた国語は日常使用している言葉でもあり「なんとかなる。」と言う感覚も手伝って数学や英語と比べると感覚的には軽視されがちの教科なのかも知れません。

しかしこの国語と言う教科は、数学英語や理科社会、全ての教科の学力に大きく関係する教科だと私は認識しています。

学習書籍が並ぶ本棚

 

『読み書きそろばん』と、生きて行く上での大切な力を昔の人は、ことわざ的に言いあらわしていました。

昔は英語は必要の無い学力だったので『読み書き』は『国語』、『そろばん』は『算数・数学』となり、その力の大切さを戒めていた訳です。

ですが現代の子供達は、学校外の学習で対策を取る場合に多くの子供達が『算数・英語』となってしまっています。

『読み』の大事な意味は、読む事で「情報を得る」事が出来る事と、得た情報を「理解しようと考える」作業を通じて最終的には「自分の意見を持つ」と言う経験が出来ると言う所にあります。

この『情報を得て、自分の頭で考えて理解し、自分の考えを持つ』と言う作業にこそ子供達が学力を得て行くためにとても大事で必要不可欠な思考手順のプロセスがあります。

ところが、自分でする勉強方法や塾での学習もそうですが、子供達の勉強は一般的に「問題練習」をして、解法を得る。と言うスタンスに陥りがちです。

ここに実は大きな学習方法の落とし穴が潜んでいます。

お分かり頂けると思いますが昔の人が重要だとしていた『情報を得て、自分の頭で考えて、理解する』経験をする機会が軽視されている事が十分に想像出来ると思います。

ここに子供達が自分の学習力を信じ勉強に向き合う事を通じて学力を育てると言う事が出来なくなってしまう理由が潜んでいるのです。

ここから所謂『勉強のやり方が分からない』と言う状況はここから生まれます。

『勉強のやり方が分からないので家庭教師を』とお考えになられて家庭教師のお問い合わせを下さるご家庭はとても多いのですが、勉強のやり方の前段階にある『情報を得て、自分の頭で考えて、理解する』と言う学習経験の少なさが『勉強のやり方が分からない』と言う問題の根っこにあるのです。

各教科の問題集

子供達が本来持つ事が出来る『情報を自分で得る力』の根源の学力が『国語』と言う教科なのです。

家庭教師を長い間続けて来て、家庭教師達と子供達の学習の対策を相談したり打ち合わせをして学力を伸ばそうとして行く時に、この国語力を身に付けてもらうために対策が必要になる事がとても多くあります。

読み取りに関しての意識を教えたり、また、自分の考えを育てる経験を刺激したりと言う作業から得ることで身に付いて行く学力が国語以外の教科の学力を付けて行く上で不可欠な力となって行くのです。

子供さんの勉強の状況を見て「こんなはずじゃないんだけれど。」と感じられていらっしゃるご父兄の方がお読み下さっているようでしたら、ぜひ、「国語」に対する子供さんの取り組みを確認して下さればと思います。

 

家庭教師の指導に関しても正直にお話をすると積み重ね教科の数学や英語が中心になり、時間的に国語の時間を作るのは国語の学習時間のコマを頂かないと難しい場合が多いのですが、それでも国語は要の教科のため、家庭教師達へはそうした国語の力の必要性を随時話し必要な課題を私から話していますが、国語に限定した指導時間がなかなか取れないとしても家庭教師の勉強は学校や塾などでの勉強と大きく異なり子供達にとても有効な学習手段だと私が考える理由が、1対1の言葉のコミュニケーションにあると思っています。

情報が一方通行になりがちの講義やただ解法を教える学習ではなく、子供達に学校の教科書を読み取らせたち考えさせたり考えや意見を聞くなどする事で、情報を子供達に得てもらいながら子供達の考えを育てて行くような学習方法は家庭教師の学習にしか出来ない学習方法だからです。

 

子供達に何かの学習の対策を取られていて、「何故、思ったような結果が出ないのだろう。」と思われるご父兄の方がいらっしゃるようでしたら、ぜひ、子供さんの「国語」に関する取り組みに対して振り返ってみてる事は大事な事だと思います。

また、新潟市や新潟県にお住まいで、家庭教師の勉強にご関心やご興味、また勉強に関しての疑問などをお持ちのご父兄がいらっしゃいましたら、お気軽に家庭教師のアズまでお電話下さればと思います。

 

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