中学1年生は勉強の分岐点

満開の桜花びら

新潟市は入学式シーズンです。新潟県内では入学式の終わった新中学1年生もいます。新潟市は明日7日と明後日の8日に入学式です。明日は残念ながら新潟は雨のようですが。。今頃新1年生は少し緊張しているんじゃないかと思います。

緊張する理由は「自分が中学生になる。」と言ったな少しお兄さんやお姉さんになると言う期待や、新しい友達のこと、新しい先生のことなどたくさんあると思います。そして、やはり「勉強が難しくなる。」と言う不安もあります。

今日は入学式シーズンに合わせて中学生になるみなさんに、中学の勉強の事を話したいと思います。

小学生の内容から中学生の内容に入る事で、「勉強が難しくなる。」とみなさんが思っていると思います。

確かに、小学校で習った内容を基本にして、その内容から発展した内容へ入るので小学校の内容より難しくなるのは当然のことです。

ですが、中学の内容は基本的に身の回りの事を深く理解して行く勉強なので、恐れる必要はありません。

しっかり教科書の内容に入る勉強を身に付けたら大丈夫です。小学校の小テストで7割ほど取れていたのなら、必ず理解出来る内容です。(7割をなかなか取れていなかった場合は小学校の復習が必要です。)

勉強そのものはお話ししたように身の回りの事を深く理解することなので「勉強する意識」があるなら大丈夫なのですが、1番の問題は「中学校の勉強」が「小学校の勉強」と変わる事です。「学校で理解を深める。」までを中学ではしてくれず、「理解は自分で深める。」と言う取り組みが必要なのが中学の勉強になります。

子供たちの緊張の中にある「お兄さん」「お姉さん」になる事は、「勉強」ではお話ししたような「お兄さん」「お姉さん」的な取り組みが求められるのです。

小学校では中学校と比べると、ゆっくりと基本を学校で勉強して、基本の理解からある程度の学力の定着まで学校でしていましたが、中学では「教える」けれど「理解と学力の定着は自分でする。」と変わることになるのです。

教室風景

そうしたことから「中学1年生は勉強の分岐点」に立つことになり、中学1年生から勉強の取り組みが、中学以降の勉強に大きく影響があることになります。

この「小学校での勉強」と「中学校での勉強」の変化に気づいて意識を育て、学習スタイルを作る事が最も中学生の勉強への対策にはとても大切な事となります。 中学生の勉強/中学1、2年生の疑問や相談から時間があれば参考に読んでみて下さい。)

中学生になって、勉強に対する対策として考えてもらいたいのが、「教科書の理解を深める」学習方法を確立することです。

お話をしたように中学校の勉強は身の回りの事へ理解を深める勉強ですから、教科書には理解すべき内容が理解する手順に沿って出て来ます。難しいようでもじっくり考えると分かる内容が多いのです。

理解を深めずに問題を解いても「学力」は正しく育ちませんし、勉強方法も育ちません。ですから、「教科書から基本を学ぶ。」勉強をしっかり育てて下さい。

「教科書から基本を学ぶ。」勉強の方法や勉強のやり方を身につけて、日を決めて復習に取り組み、積み重ねの穴を作らない。この意識で勉強に取り組めば中学の勉強は恐れる必要はありません。必ず、勉強は身に付いて、充実した中学生活を過ごして中学生らしく色々な経験が出来るはずです。

では、新潟市の新中学生のみなさん。明日や明後日はドキドキの入学式を!

もう入学式が終わった新潟県内の新中学生のみなさん、新しい生活が始まります。勉強に部活に自分のやりたい事に頑張って下さい。

桜も咲かず、雨の降る、少し残念な入学式当日ですが、みなさんの新しい生活のスタートです。期待して希望を持って下さい。みなさんはそれぞれが大人から見ると「ダイヤの原石」。勉強はお話した事を心掛けてくれたら大丈夫です。本当におめでとうございます。

そして、ここまで子供たちを育てられたお父さまお母さま、本当におめでとうございます。二児の父親として心からお喜び申し上げます。