『英語』各学年別の疑問や相談事例

英単語帳

小学生低学年の相談事例

英語を家庭教師で始める事はまずない年代です。ですが「習い事」として「英会話教室」に通われている子供たちは、かなり多くいる印象があります。ですから、その事に少し触れたいと思います。実は、私の娘も幼稚園の時に1年程英会話を習わせました。。結果、1年で止めさせました。初めての子供のため何かさせようと考え始めていたので、妻が何か習わせたいからと言うことと友達も通い出したと言うので、それの付き合いと、英語に慣れて欲しい。と言う感じです。

同じような経緯で英会話に通われるケースは多いのではないでしようか?止めた理由は、子供達を教えた経験から英会話教室へ通っていたのに英語が苦手な子供をたくさん見て来た経験(勿論そうでない子も非常に少ないですがいます。)から、英会話に通わせてみて納得したからです。

この年代の子供達はとても柔軟な頭を持っていますが、結論を言えば、週に1時間1、2回通っても、言葉を真似る経験をして外国の方に慣れるだけで英語で考える力などは付くはずもなく、やはり会話が出来るレベルになるには、毎日英語で話す時間がいるのだな。と言う結論からです。毎日やれない以上そのお金は、違う習い事(絵やバレー)の方が意味がある。との考えからでした。家庭教師としての経験からは、もし、英会話を考えられる場合は、時間を増やし、また、家でも英語のコミュニケーション時間を作ってみるなどの必要性があるように思います。

小学生高学年の相談事例

平成11年度から英語は小学5、6年で週1コマ始まりました。平成32年度からは3年生から始まり5、6年生は週2コマになるそうです。今までの英語教育では日本人の英語力は本当に育たないです。家庭教師の相談で英語はこの年代では全くありません。やはり、ご家庭内の英語対策は英会話教室にほぼ限られます。学校は今後、指導要領が変わり、今までの「話す・聞く」に「読む・書く」を加えるそうですが、週に2コマに増やしてどれだけ変わるか疑問です。

むしろ、いくつか英単語に慣れて読める単語を増やしてから、非常に優しい英語の童話教材を、電子辞書を使ってでもいいので、一緒に間違いながらでも読んでみるような事を学校や家庭内や地域で行うしか日本人の英語力を上げる方法はないように感じます。その経験を使って英語圏の方とのコミュニケーションを増やすこと。それが1番現実的に思います。

英語が好きになれば違うのですが、勉強としての英語は会話と違う側面が多く、英会話を習っていても、英語を特別好きにならない場合中学の勉強でいい影響を感じるのは中学1年生の最初だけなので、英語と言う教科としてみた場合、小学生でどう対策を取るのか非常に難しい所です。私の場合ですが、これは小学5、6年生で家庭教師を始める場合、算数国語以外の時間があれば家庭教師にしてもらう作業ですが、小学5年生頃から英語の中学1年の教科書を一緒に何度も声にして読み、日本語の訳を考える経験を積ませたいと考えています。

中学1、2年生の相談事例

中学生になると圧倒的に「英語を苦手にしていて、どうしたらいいんでしょうか。」「英語と数学を教えてもらいたい。」と言うご相談の割合が多くなります。小学生で紹介したように英会話を習っているご家庭からもです。そこで、お話するのは「教科書を読んでいますか?」なのですが、一番感じる問題は、子供達の英語の勉強への向き合い方の間違いです。

ご両親が取られる対策も塾や、通信添削などの問題練習を中心とした学習方法が一般です。英会話を習っていた子供は、問題演習の訓練で英会話が通用しない事に気づきますし、英会話をしていなかった子供も、英語に慣れないまま、問題練習です。この学年に問わず、今後の英語の学力は「英語に慣れる、英語の単語を増やす、英語で読む、英語を文法を理解し日本語で訳す、英語で話す書ける。」です。

英語が苦手な子供達には、圧倒的に教科書を声を出して読む。と言う英語の勉強のスタートの取り組みが足りない印象があります。教科書をスラスラ読めるようにならないまま、塾や通信添削で問題を解いて行く勉強で、益々、英語が苦手になる日本人を育てている印象があるのです。家庭教師の仕事には、その読みから文法の整理や理解を手助けながら訳を行い、また単語暗記まで教える事はたくさんありますが、大事なのは『読む事』『英語に慣れる事』です。ぜひ、お子さんの英語の学習を見直してみて下さい。

中学3年生の相談事例

高校受験を控えて英語に関して「英語が苦手で、実力テストでは特に点が出ない。どうしたらいいのですか?」と言うようなご相談が増えます。定期試験に出題される英語の文章とは違って、実力試験では英文は何が出るのか分からず、ワークで対策すると言った問題の予想も出来ませんので、各自の持つ、国語や数学の応用問題などと同様、本当の英語の総合力が問われるからです。これは、入試も勿論、その英語力が問われることになります。

問題練習で穴埋めが出来るレベルの英語では対応出来る問題は少なく、長文を読み、意味をつかみ内容を理解出来なくてはなりません。そして英作力が必要です。新潟県と北陸では新研究や整理と対策と言う受験のとても良く整理されたテキストがありますが、このテキストの使い方も、英語の学力を育てる事を考えた時実力テストや入試で必要とされる力へつながらないような使い方(学校の宿題として穴埋めなどをしているだけ。)になってしまっている事も多く見かけますので、学習方法を良く考えて望んで欲しいです。

新潟県の高校入試や北陸の高校入試英語を苦手にされている子供さんの場合には、かなり早くから対策を取る必要があります。長期戦となり、力を付ける内容も1、2年生で話したようにたくさんありますから、1日も早く英語に取りかかって欲しいと思います。

高校1、2年生の相談事例

高校生の英語のご相談は、やはり進学を考えて家庭教師をお考えになられるご家庭のご相談の中で「英語の対策を取って欲しい。」と言うご要望が多く「中学までは、点数が良かったのに、高校で苦しんでいる。」と言うご相談が増えます。特に、意識して欲しい事は、義務教育の英語では「話す、聞く、読む、書く」をバランスよく身に付ける事に重点がありますが、高校英語は「読む、書く」が中心になります。

より学問としての英語の印象になって行き、複雑な文章を読んで行くことになります。生徒たちに会って自主的に進める学習内容を確認すると、数学同様に学校の課題に追われてしまい、目的とする「読む、書く」に必要な教科書の英語の読みや訳に手が回らなかったり、英作力を付けるための訓練にも時間が取れていない印象があります。文法の時制の内容なども複雑になり、また、入れる単語の量も中学とは比べられない量になりますから、どのようにその時間と方法を作るのかはとても大切です。

英語の基本は、難しくなればなるほど、読んで日本語としての意味を理解し、書けるように訓練する事を頭に置いて、学校の宿題以外で自分が必要に思う対策を持って欲しいと思います。

高校3年生の相談事例

大学受験にほぼ必須となる英語のため、受験を控えて「英語が弱い。」と相談があるようになります。大学入試レベルの英語の対策は、高校1、2年の内容でお話しした力を意識して早く習得したい所です。何故なら英語を読み書く力は簡単に作れないからです。マークシートの1次試験にも読む力は必要で、書く力があれば、マークシートでの解答ならば難しい事はありません。

特に2次試験の対策で必要なトレーニング文系志望で2次試験で英語がある場合には、他の生徒も得意とし、英語は国語同様に落とせない主要な教科ですから、自分が選んだ英語の参考書の内容は1冊丸々頭に入れ、例文は全て書けようになるくらいの意識が必要です。最終的には受験する大学少し上の大学の赤本を使ってトレーニングする位の対策も有効です。英語の学習は、文系や理系を問わず、大学に入ってから、また、社会人になってから、様々な場面で、しっかり身に付けて良かった事を実感出来る時が来ます。

英語に自信を付けて海外留学をぜひ考えて欲しいです。現在の社会は日本だけを見て考えても始まらないのは、皆さんが知っての通りです。大学に入るための受験勉強として、苦手な英語をやらなければ。と思うような気持ちがあれば、日本人の生き方や考え方とは別の、物の見方や考え方を知る事で、自分の幸せのあり方や、日本の将来の理想の方向などをより深く考える事が出来ると思いますので、立ち向かって下さい。

少し余談ですが、現在世界の文明を支配する欧米の考えを学ぶ事で、皆さんの行動や、日本のあり方まで、考えれるようになれば、歴史、政治、経済などは、とても面白く、歴史、経済が分かると、地理も面白くなります。そして、日本全体を考える事の出来る大人に成長する事へと繋がって行きます。ぜひ、受験に向けて英語に苦手な意識を感じ苦しんでいたら英語を学ぶ意味を考え想像してみて下さい。

家庭教師のアズ新潟の代表から

家庭教師のアズ新潟はは23年間、新潟市や新潟県内の子供達の学力を育てて参りました。中学生で多いのが「英語嫌い」です。覚える事が多過ぎると感じている子供が多いです。その前に英語に慣れるために「読む」経験が積めていなかったり、「書く」事を難しく感じて英語を入れられなくなっているので、余計に嫌いが進んでしまいます。中学でも高校でも英語上達の秘訣は「読む、書く」を身に付け、その上で「聞く、話す」まで行けると英語は得意な教科に育ちます。学校教育は「聞く、話す」から入るのですが、英語を常時話す環境にない私たちは「読む、書く」から英語に親しんで行くしかないのです。学校教育が間違えているのではありません。会話に於いては「聞く、話す」ですし、英語圏の子供達は当然、「聞く、話す」から英語を身に付けますし、それに慣れなくては、話せないのですから、「聞く、話す」は重要です。ただ、日本人が日本国内で普通に英語で話せる機会が少ないため、方法として英語に慣れるために「読む、書く」を学習のベースにする必要があるのです。家庭教師を学習の方法として選択頂ける事があれば、お話しして来たような学力を育てるため、家庭教師達と共に数学への意識を変え、必要な学力を育てるアドバイスをして参ります。新潟にお住まいの子供達の学習方法にお悩みのお父様お母様で、学習方法をお考えになられる時には1度、家庭教師のアズの家庭教師を学習方法の1つとしてご検討下さればと思います。