新潟の子供達の笑顔のために

中学生

今年の新潟はゴールデンウィークも終わったと言うのに今一つ天候に恵まれない日が続いています。

例年ですと日差しが眩しい日が多くなり気持ちの良い日に恵まれる日が増えて来るのに今年は冬の大雪もありましたし、どうも天候に恵まれない年なのかも知れないです。

天候に恵まれない中、新潟では昨日悲しい事件がありました。

新潟市西区の小学校2年生の女の子が家に帰らぬまま越後線の普通列車にはねられ亡くなったと言う事件です。

新潟県警の調べでは、顔に鬱血(うっけつ)があり、電車にはねられる前に首を絞められ、遺体を線路上に置かれた可能性があるとみて、殺人容疑も視野に同日午後に新潟西署に捜査本部を設置する。と言う話ですが、女の子を連れ去り首を絞めた人間がこの新潟のどこかにいるのであれば許すことは出来ない思いで一杯です。

小さな子供への虐待をするような事件も何故だろうと思うほど多くあります。

私の上の子供は小学校4年生になりますが、私の住む新潟市西区では下校中に包丁を持った男に追っかけられた子供が出た事件もありました。

何故、これからの新潟や日本を担う子供達に大人がこのような行動を取れるのでしようか。

何故、子供達の明るい笑顔を大事に思わずに、逆に怖がらせるような大人がいるのでしようか。

子供達のまだ未発達のか弱い心を思いやり、大人としてあるべき自分の行動を何故正せないのでしようか。

子供達は新潟の、いや日本の宝である事を分からない大人がいる事に憤る気持ちで一杯になりますし、子供達の命を奪い未来を奪う事の出来る大人がこの日本にいる事が悔しく、許せません。

昨日の事件の親御さんの心情を思うと同じ世代の子供を持つ一人の父親として悲しさやるせなさ寂しさと言った気持ちに押し潰されるような思いです。

今現在、小学生や中学生、高校生の子供達の生きる未来は、私達大人が作り出した気の遠くなるような国の借金を背負わされ、同時に超高齢化社会の中で、それぞれの子供達が大人になって大きな負担を背負わされる事になります。

子供達の未来の仕事も大きな様々な変革が起きる事でしよう。

新しい生き方を子供達は模索し今の大人達が知らない未来を生きて行くのだと思います。

そんな未来を予感させられる今の時代だからこそ、私達大人は人間として普遍的に大切なこととして『愛情』と同時に『子供達に生きる喜びを教えなくてはならない。』と私は思います。

家庭教師で勉強の手伝いをする私ですが、勉強はその次で構わないと思います。

考えられないような行動をする、とても人とは思えないような大人の行動がニュースなどで取り上げられ報道される時代だからこそ、生きる喜びを経験させ教えてくれる大人もたくさんいる事を子供達に知って欲しいと思いますし、そうした事の出来る大人達がたくさん増えて欲しいと思います。

体育館に置かれたボール

学力は生きる上でとても大切な力ですが、生きる喜びを求める気持ちを持ち、自分の未来を作ろとする意識があってこそ、学ぶ事の大切さに気づいて行きます。

いたたまれない事件を起こす大人が確実に存在し、暗いニュースが溢れる中で生きる子供達の心を考える時、私達大人は子供達の心に何を教え残して行かなくてはならないのかを真剣に考えなくてはならいと思います。

子供達の明るい笑顔こそがそれぞれの子供達の未来を輝かせるのだと思います。

私達大人は先を生きる先輩として後輩達のために、生きる事とは、生きて行く時に大事な事は何であるのかをもっともっと考えて、子供達へ受け渡してあげなくてはならいないと思います。

社会全体で昨日のような悲しい出来事を絶対に無くして行くためにも精神的に成長した大人が増えて行く事を願います。

新潟市西区の小学校2年生の女の子のご冥福を心からお祈りいたします。