高校生の勉強/高校1,2年生疑問や相談から

勉強中のノート

『高校へ入学!将来への意識は高まるのだろうか。』

高校生。懐かしい年代ですね。青春真っ盛り。人生の中でかけがえのない貴重な3年間です。既にもう何十年も過ぎ去りましたが、たくさんの事をまだ思い出す事が出来ます。もう私は50代ですが、今振り返り思うと、人生の中で、無心に目一杯自分のする事やしたい事に集中出来る年代のように感じます。誰もが話す事ではありますが、人生は1度、そしてこの高校生として過ごす3年間も1度きりです。

自分の適性はどこにあるのか。自分はどんな道を生きて行くのか。どんな大人になりたいのか。そして、その未来を思う時、なれるだろうか。と言う少しの不安。色々考えた覚えがあります。中学時代と比べて活動の範囲も大きく広がり、色々な経験をして世の中の事も少しづつ分かってきます。そんな1度きりのの高校生として過ごす3年間。家庭教師として社会人として、その後何十年の月日が流れました。高校時代から何十年の月日を経験しながら、その月日の中で、家庭教師のご相談があり、ご家庭にお伺いしていつも「今を目一杯生きて、自分のすべき事に一生懸命立ち向かって下さい。」とお話します。

成功も失敗も目一杯する事で、その先の新しい道が見えて来ます。その経験の中で、自分をより理解する事が出来ます。「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず。」孫子の教えですが、この教えを、目一杯生きる事で実感出来るかもしれません。脇道にそれましたが、勉強はその後の人生を切り開く上で、大きな武器を身にまとう事になります。難しい高校の内容ですが、1つ1つ着実に歩みを進めて欲しいです。

高校一二年生の勉強はここに注意!

  1. 国語
    • 文法に加え、現代文も含めた語彙を増やすこと。
    • 自分の考えや想像力を使って読解し、解答を作ること。
  2. 数学
    • 原理・原則を理解して正確に計算すること。
    • 文章問題の条件を整理し、道筋を考えて解決すること。
  3. 英語
    • 意味を派生させて語彙を増やすこと。
    • 文節毎に英文を読みながら意味を捉え英作力を作ること。
  4. 理科
    • 語句の意味を理解し、相互に結び付けて覚えること。
    • 原理・原則を理解して正確に計算し、記述で説明する力。
  5. 社会
    • 語句の意味を理解し、相互に結び付けて覚えること。
    • それぞれの内容について、記述で説明すること。

高校での勉強に、国語力がとても必要な事を、絶対に忘れてないで下さい。高校生では数学、英語の順に成績が下がって家庭教師で対策をと相談が多くあります。その学習の中で、家庭教師が英語や数学を教えて行く中で、家庭教師が「英語や数学その他の教科の底上げに国語をやる必要がある。」と気づき、対策を始める事があります。特に理系志望の生徒で家庭教師が国語力が、学力向上の足を引っ張っている。と感じるケースがあります。

国語の学力を使い、複雑になる高校の学習内容を自分なりに想定したり、理解を深める事で基礎力が養われて応用へと利用ていけます。そこに、国語力の問題を家庭教師が感じる訳です。説明文は、まず、自分はこう感じてこう読み取った。と自分の意見を基に問題に対応しなくてはなりません。その上で、解答との違いの理由を見つけながら、適切な解答を作る力を育てる必要があります。国語の学力が変化する事で、他の教科に良い影響が出ますので、考えて欲しいと思います。

では、高校一二年生のお子さんをもつ親御さんからあったご相談内容をご紹介したいと思います。

「学校の進度に合わせて勉強についていくのが大変みたいだ。」

高校一年生のご家庭から一番多くいただく相談ですが、高校一年生の時から、学校の進度に合わせて出来るだけわからないことの積み残ししないことを心掛けること、は頭に置いて欲しいと思います。毎日の勉強の中で意識して取り組んで行く事が出来れば遅れを感じる事はありませんが、それが難しい。ですから出来れば、一週間に一度から二度は必ず学習内容を振り返って、理解が曖昧なことは無いかを確認して、不明な点に関して教科書をじっくり考える取り組みを持つ事です。宿題に追われても、そうした自分が納得するための時間の確保を心がけて下さい。

家庭教師としてお会いすると、自分で参考書を選んだ事が無い生徒が多くいます。この場合は、そうした教科書を開き読み取り考える時間を持っていないのだな。とすぐに分かります。詰め込み型の塾で勉強して来た生徒に多い傾向ですが、この場合には、自分の勉強方法を確立出来てないので、受験で伸び悩み、得点力を育てる事に苦しむ傾向がありますから、勉強方法をよく考える必要があります。

「定期テストの科目数が多いから対策出来ているのか心配」

中学時代からの勉強の大変さを1番感じるのが定期試験の科目数だと思います。高校では大人が確実に仕事を成し遂げて行く時に行うような自己のスケジュール管理力も、大きな学力の1つになります。この力を学力の1つとして捉えられていない方も多いのではないでしようか?ここでは進学校へ通われている生徒の試験勉強のケースを考えてみます。

1.テストまでの期間を逆算する。

2.いつまでに何をするべきなのかを明確にする。

3.科目や単元ごとに優先順位をつけて計画を立てる。

4.計画に従って基礎確認をし問題演習する。

5.演習して出来なかった問題は教科書の基礎確認をする。

6.目標とする解答力に近づける。

と言うような学習のスケジュールですが、その他にも単語暗記や、スピードを上げるトレーニングなど、試験で狙った結果を得るために、自分をどのように働かせるかを考えてみるといいです。そうして、高校時代の定期試験に対し、自分が思う結果を得るための精度を上げるため、試験勉強の計画を少しづつ正確で緻密な物に変えて行く事が出来れば、大学受験では、その自己管理力が大きく役立つ事になります。

「文系理系の選択、特進クラスに進むかべきか。」

あまりなさそうに感じるこの相談ですが、家庭教師をこれから考えてご相談頂くご家庭からではなく、長いお付き合いをしているご家庭から相談される事があります。現実には将来の自分の仕事にも関係する選択ですから、よく考える必要のある重要な分岐点です。文系理系でその先の自分の仕事の選択まで左右する事になりますから、例えば、理系科目が苦手だけど歯科衛生士になりたいと思えば理数科目は必須になるので、こうした場合は難しい選択です。

ただ、自分が目指す進路がハッキリしているのであれば、苦手は乗り越えるべき壁です。そう自覚できるかです。まだ、自分の将来が明確に見つからないのであれば、自分の適性から文系理系の判断をし選択する事を先輩達はして来ました。特進か普通科かの選択も、一定レベルの大学への進学の意思で決まるものだと思います。特進に進む場合には勉強内容も難しく宿題も多くなります。その覚悟は必要です。

大学進学だけを考えれば今AO入試や推薦など様々な入試がありますから、国公立や一定レベル以上の大学への進学を考えないのであれば、必ずしも特進クラスを選択する必要がない事もあり、やはりここは自分の将来像を想像し適性をよく考える必要がありますが、重要な選択なので悩みますね。家庭教師と相談して決める選択ではないので、生徒との付き合いから感じる適性からいくつかの選択肢をお話ししています。

家庭教師のアズ新潟の代表から

家庭教師のアズ新潟はは23年間、新潟市や新潟県内の子供達の学力を育てて参りました。ここまで数多く新潟のご家庭と出会い、一つ一つの縁を大切に、これからの人生で重要な時期を過ごす高校生たちにも全力で家庭教師のお世話をさせていただいてきました。そのたくさんの生徒たちが、今は大人として社会人として頑張っていると想像すると嬉しい気持ちになります。中学生の時代と比べ、体はどんどん大人っぽくなり、親御さんには寂しいですが巣立ちの準備をしている高校生たちは、とても多感で冒険心に溢れた年代です。勉強はお話ししたような大人たちが仕事を成功させるためのスケージュル管理力がなければ、思うような結果が得れない内容に入ります。高校生達には、かけがえのない高校生として過ごす3年間に、勉強だけに限らず、極めてみたい事があれば、とことん極めてみて欲しいと思います。全ての目一杯のチャレンジから、それぞれ個々の可能性は広がります。失敗をたくさんする事は財産です。恐れる必要はありません。勉強で経験する失敗も財産です。そこから次のステップが分かります。勉強もいつか必ず、その大きな意味が分かる時が来ます。自分を知るため、世界を知るため、そして羽ばたく時を迎えるために、大切な3年間を大事にして高校生らしく生きて欲しいと思います。もし、家庭教師と共に考え教えたりアドバイスして来た学習のお話に興味があれば、ぜひ、この他の学年のお話もお読み下さればと思います。きっと、お子様の今後の学習方法をお考えになる上で、とても役立てて頂けると思います。また、もし、家庭教師にご関心があれば、ぜひ、一度ご検討下さればと思います。