K君との出会いと成長

テキスト・ノートとペン

私がこの家庭教師の仕事に携わってきた中で、過去に出会った生徒の中でも特に印象深かった生徒の話をさせていただこうと思います。K君との出会いは中学三年生の秋で他に学習手段をとっていたものの、実力テストの結果がとても悪く、中でも数学は0点でした。本人もご両親も数学に対して苦手意識を強く持っていた上、小学生の頃から算数は苦手だったので仕方ないと半ば諦めながらもさすがにこの点数では高校に行けないかもと焦って家庭教師のアズ新潟にお問い合わせのお電話をいただきました。

実際に学習相談でK君に会って話してみると、初めてでとても緊張していましたが、とてもまっすぐで真面目な印象の生徒でした。またテストの解答用紙を見ても空欄があまり目に付かないほど何とかして得点しようと必死に書き込みがあり、苦しんでいる様子がみてとれました。そこで私は受験数学にはセンスなんてなくても必ず合格点をとることが出来る。それに満点を取る必要もないんだから、時間内にきちんと得点しなければならない問題とそうでない問題の選別をしかりと出来るように、時間対効果を意識した勉強を集中してやっていこうと伝えました。まず手始めに数学はセンスがないと出来ないという思い込みを取り払おうと言い、間違いの原因を探った上で足りない知識や手順を整理した上で一緒にテスト直しをした上でさらに自身を深めてもらうために類題も解いてもらい、K君から本当に出来たと嬉しそうに言ってくれたのを今でもよく覚えています。

その後、理系の大学生家庭教師を担当に二人三脚で勉強を始め、無理かもと言って諦めかけていた第一志望の公立高校に無事合格してくれました。K君はその後、高校進学後も家庭教師を続けてくれ、高校進学後は数学が得意科目へと変わっていき、ついには高校でも上位で校長推薦をもらって日本大学へと合格してくれました。

K君親子が家庭教師のアズ新潟さんとあの時出会っていなかったら、数学への苦手意識をもって自分に自信を持つことが出来なかっただろうし、今こうして大学生になれていなかったから本当にありがとうございます、大学に行ってからも勉強頑張りますと言っていただけた時、この仕事をしてきて本当によかったと強く思いました。

これからも新潟で勉強に苦しんで目標を諦めかけていたり、そこから自分に自信が持てないでいる生徒に対して勉強を通し、一人でも多くそのお手伝いをしていけるよう一人1人の生徒に正面からしっかりと向き合って頑張りたいと思います。