入試まで時間がないが何とかなるだろうか。

合格祈願

入試が近くなると中学3年生や高校3年生のご両親からご相談が入ります。この記事を書いているのは明日から12月と言う時期なのですが、入試の直前、あと2、3ヶ月でのご相談です。 この時期は丁度、前後期制なら後期の中間試験が終わる頃ですし、3学期制なら2学期の期末の時期です。最後の解き込みに向けて手助けを家庭教師にとお考えになってご相談があるのだろうと思います。 この時期に1週間で3~4件、受験生のご相談が入る事もあります。

 

実は、本当に申し訳のない話なのですが、11月位から、既に家庭教師のお世話をしている会員様の紹介か会員様の兄弟を除いて、私は受験生の家庭教師のお世話を通常お断りするようにしています。 と言うよりお断りするしかない実情があります。 お断りする時は「きっと色々な家庭教師のホームページを調べられて、私の所を頼って相談されたのに。。」と心が絞られるように辛くなります。仕事が終わって家に帰り(大体夜中の12時を回ります。) ご飯を食べてなお風呂に入りながらも、その時のご両親に申し訳ない思いが込み上げて、「どうしたのだろうか?」「教材の高い所でしなければいいな。」とか 「他の家庭教師の協会は高い所なら受けてくれるだろうけれど、お金も大変だろうな。」などの思いが出て来て眠りにつけるまでお断りし申し訳なかった事ばかり考えてしまいます。

 

11月以降に受験生の家庭教師のご相談をお断りしている理由

この11月以降に受験生の家庭教師のご相談をお断りしている理由は、年末に向けて家庭教師以外の会社としての業務が非常に高くなる事が1つ。正直体がいくつあっても足りない位忙しい事がありますが、 同時に定期試験前後であることから、受験生以外のご相談も非常に増えて担当出来る家庭教師たちに限りも出てくる事が理由なのですが、では、なぜ、受験生以外は家庭教師のお世話をするのに受験生のお世話をしていないのか。

 

理由の1つめに、「家庭教師が教えたい勉強を教えられない。」事があります。 マンツーマンで教えて理解を深める事は家庭教師の仕事の1つではあるのですが、その前に1番家庭教師の学習に意味があるのは、子供たちの勉強の取り組み方の改善にあると思っています。 教科書を読み、場合によってはノートに整理すると言うような「基本の理解のための正しい取り組み」です。こうした、根本的な学習の取り組みを改善するという所に、私は家庭教師をお世話する意味があると思っています。 わずか2~3ヶ月の期間で取り組む家庭教師の学習はと言うと、分からない所を解説し解けるようにする。と言った点数だけを目的にするような学習になりますから、 それは、家庭教師でなくても、塾や学校の先生、また勉強の出来る友達にも出来ると思うからです。

 

他の理由としては、「家庭教師も人間だから。」と言う思いです。 確かに2~3ヶ月後にせまる受験のための家庭教師を引き受けてくれる教師もいますが、私が仮に家庭教師として受験直前の担当の相談をされた時に「私は引き受けるだろうか?」と考えるのです。 私の気持ちとしては、金銭的にどうしても仕事をしなくてはならないなどの事情や、その受験期間しか逆に家庭教師を出来ないなどの事情などが無い限り、「すみません。」と答えるしかないと思いますし、 実際に26年前はそうでした。よく家庭教師の仕事以外でも付き合いのある教師は「責任持てませんから。」とも話してくれますが、正直、「どこまで役に立てるのだろうか。」 と教師たちの本音は思うのですね。

 

まだ、理由はあります。家庭教師も人間ですから、直前の受験のためだけに担当するより、当然長く同じ家庭とお付き合いしたい気持ちもあります。言い方としては良くないでしょうが「合格したら用済み」 の場合が多いと思われますから、それなら、最初からある程度の期間しっかりお付き合いして、色々な事を教えられるご家庭の担当をしたい。と言う思いもある訳です。

 

そして、最後の理由としては家庭教師の協会の経営の問題もあります。 受験間近の冬の声を聞く頃には、既に3年生を多数お世話している状況になっています。そのため、春に受験が終わりあまりに多く家庭教師を終了してしまうと、一時的にせよ、精神的に苦しいほど協会へお金が入らなくなります。 家庭教師たちの人数に限りも出て来る時期のため、受験生以外の子供さんを優先するしかなくなる事情もあるのです。この事情は、どうにもならない事情ではあると思いながらも、私が、申し訳なくて切なくなる気持ちの理由でもあります。

 

年末近い時期の受験生のご相談は凄いジレンマ

家庭教師で勉強の手伝いをする事を生業にしていながら、受験直前で勉強に切羽詰まってのご相談のはずなのに、断るような私の姿勢は、私的には本当に不誠実で嫌です。理由はお話ししたようにあるものの、 困った人に手を差し伸べない事を人道的にはどうなのだろう?と思います。この思いはこの時期に何度も何度も私を苦しめます。 この年末近い時期の受験生のご相談は凄いジレンマがあるのです。仮に家庭教師をお世話するとしても、【入試まで時間がないが何とかなるだろうか。】のご質問には、やる事をやって、 「うまく行くこともあれば、行かないこともあります。」とだけしか申し上げられないのも事実です。それだから断ることも仕方ない。と思うようにしています。会員様からのご紹介やご兄弟などは、 お付き合いもあり断る事はしないと決めていますので、お世話する際はそうお伝えし家庭教師をお世話しています。

 

この記事をお読み下さるご両親が、受験直前の子供さんのご両親ではない事を祈るばかりなのですが、もし、受験直前の子供さんのご両親であれば、家庭教師たちのそうした気持ちをどうか理解されてお探し下さい。 家庭教師の協会によっては、教師を駒のようにしか考えていない所も多くあります。そうした協会は、喜んでお世話します。と営業マンが来るはずです。もし、申し込むにせよ、 家庭教師たちをお子さんの受験のためにだけ来てもらうようなお付き合いにならないように、多少でも気を配ってあげて欲しいと思います。

 

もし、受験までまだ時間のある子供さんのご両親がお読み頂いているのなら、早めに家庭教師の協会のお話だけでも聞いておいて、家庭教師をするのであれば、子供さんの学習の状況や、志望校などをを協会にお話しして、 家庭教師を始める時期だけでも早い段階で検討されると良いと思います。私のように受験直前のご相談をお断りする不誠実な人間が言うのも痴がましい話ですが、新潟県や北陸の受験生みなさんが、そして全国の受験生の全員が悔いなく入試の日を迎えてくれるよう祈って、そして、持つ力をその日に出し切ってくれるようにと思います。

 

 

追記
11月以降の受験生のお問い合わせは、お話したような事から、あまり頂きたくないとの気持ちはありますが、高額な教材を販売するような家庭教師の協会や、目の飛び出るような金額の協会の話で嫌気が差したり、 特に、お母様だけで子供さんを支えられている場合など、ご事情次第ではありますが、仕事の状況が許すなら、短期間の家庭教師を引き受けてくれる家庭教師をお探しするお手伝いを差し上げる事もあります。 新潟県にお住まいのご家庭で、もし、「家庭教師のアズだから家庭教師を頼みたい。」とのご要望があれば、その時点での家庭教師の派遣の仕事が可能かどうかお聞き下さればと思います。

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