家庭学習と家庭外の学習

積まれた書籍の中で勉強

子供たちに家庭教師を長い間お世話して、最初の面談時にはそれまでの学習のスタイルをご両親や子供たちに聞いて来ましたが、「家庭での学習」を中心にしている子供と「家庭外の塾などでの学習」 (学校での勉強を除く)を中心にしている子供たちの割合は、平均すると大体何対何になるように思われますでしようか? 私が家庭教師の仕事でお会いして聞いて来た経験からは、「家庭での学習」対「家庭外の塾などでの学習」の比率の割合は、およそ「4」対「6」くらいでしようか。 そもそも、家庭教師を選択されるご意向のあるご両親や子供たちにお会いしている訳ですから「家庭での学習」で勉強に取り組んで来た子供たちが多くなりますので、現実的には「2」対「8」ともすれば「1」対「9」位になるのではないかなぁ。とも思います。学年が上がる何か対策をと「家庭外での学習」をする子供の割合は高くなりますが、私には、この「家庭外での学習」が本来一番大切な、 子供たちの「自学」する力を失わせる要因になっているように思う所がああります。そこで、今回は「家庭学習」と「家庭外の学習」について考えてみたいと思います。

家庭学習

「メリット」

家庭での学習をする場合、頼りになるのは自分となります。(家庭教師が来ている場合を除く)この自分1人の力が頼りと言う所が、勉強経験上最も大切な時間で、発想が豊かであれば、 「勉強のやり方」を考え出したり、得点するために必要な対策を編み出すなど、それこそ社会で大きく役立つ力を得る経験が積めます。

「デメリット」

勉強のやり方をイメージする力が弱い場合には、効率が悪かったり、意欲を失いがちになるような、悪く言えば「出来ない事」をやろうとするような内容の薄い時間を過ごしてしまいます。 「やる気」を失いがちな子供たちに多い傾向です。

家庭外の学習

「メリット」

自分1人では理解出来ない事も、指導者から確認出来ることで、勉強を進めて行く事が出来ます。また、何をするかなどのテキストまで塾の側が用意するために子供たちが考える必要 がないため、通うことで勉強に取り組んで行けます。

「デメリット」

学習方法を塾に頼る事で「自学」を忘れてしまう傾向があります。また、塾のテキストの解き込みにより学力に変えますから、自分でするための「勉強のやり方」を考えるような経験が積めない傾向が高くなります。

簡単に、それぞれの学習の「メリット」と「デメリット」を整理してみましたが、こうした学習方法を選択する場合に、ほとんどの家庭が、そのメリットばかりに意識が行っているか、 それどころか、「何を学ぶ」ために通うのかを意識しないまま選んでいる傾向があるように思います。私の印象としては「とにかく勉強しないといけないので始めた。」 と言うようなイメージを持っているのですが、みなさんはどう思われますでしようか? 家庭教師としてのアドバイスを差し上げるのであれば、どういう勉強方法を選択するかの際に、「デメリット」に気づいて頂いて考えて頂くことをお伝えしたいと思います。 その上でどう言う方法が子供さんの勉強にとって必要なのか、その視点を忘れないで学習方法を選択して欲しいと思っています。

 

それぞれの学習法のデメリットの克服が学習成功への道を作る

「家庭学習を基本に据える事」は、子供たちが学習経験から人生を切り開くための大切な力を得るために最も必要だと、信条にしている考えです。 経験値として「自力」に勝る物はありません。こんな話をすると「家庭教師だって自力ではないじゃないのか。」と思われるかもしれませんが、私の信条からは、家庭教師もしないで 勉強をやれるのならしないでやる事が1番だと考えています。家庭教師の仕事を20年以上続けている理由は、家庭教師しかその「自力」を育てる方法がない。と考える事からなのです。

つまり家庭教師の場合にはお話した「メリット」の部分に家庭教師自身の経験からヒントを出し考えさせてみたり、考えが及ばなければ一緒に進めてみる事で学習方法を体感させたりでき、 同時に「デメリット」を無くして行く事が出来ると思うからです。 独学を除けば「家庭内」での学習対策の方法としては「家庭教師」がそうした「自学」を育てるニーズから最も一般的な方法になる訳ですが、その逆にある「家庭外」の学習は「塾」が一般的な方法となります。 塾の場合を選択される場合に、特に気をつけるべき点は、「メリット」から生じる「デメリット」にあると思います。

私がお会いする子供たちのケースで分かり易い例としてをお話しすると、 塾で回数を増やし見事高校へ合格したまではいいのですが、貴重な高校入試の勉強の経験をほとんど塾に頼より、家庭内での勉強時間より塾での勉強時間が勝るような状況で入試経験し、 高校の勉強に付いて行く為の「自学」の方法が身に付いてなかったため、高校の勉強に付いて行けないか、もしくは、偏差値の高い高校へ入学しながら、入学当時の偏差値を維持出来ないため家庭教師に切り替えられる子供たちの例です。

この傾向は塾での勉強を多くすればするほどその傾向が高まるように思います。そして、それが、塾に関して、私のように 教育の仕事をしていない方には気づきにくく、そして考えもしない所に潜んでいる問題だと思います。所が、 大学入試での予備校は、こうした中学入試や高校入試の塾でする「テキスト(問題)を使った練習から解説をする」事が中心の勉強とはかなり趣が異なります。 予備校は予備校のテキスト(教科書)の「講義」が中心ですし、予備校講師も「自分で勉強してから質問に来い。」と言う姿勢だからです

。当然、「学力」を付けるための取り組みは、「自学」が中心と なる訳ですから、勉強経験として「家庭外の学習」を続けるのであれば、漸く、大学入試で「自学」を中心にした「普通」の学習の形になる訳です。 ですから、子供さんを塾へ通わせる場合には「自学」を学習の中心に据えて利用する事が出来る「塾」であるかを考えるか、子供が自分の勉強を確立して塾へ通えるかをしっかり考えて学習方法を選択して欲しいと思いますが、 これは、子供にはまず分からない事ですから、ご両親こそがよく考えて理解すべき内容だと思い、塾の関係者の方には嫌われると思いつつもお話をすることとしました。 いずれの勉強方法を選ぶにせよ、それぞれの「メリット」と「デメリット」を理解してみなさんが勉強方法を選んで欲しいと思っています。

 

最後に

【いろいろな塾の学習形態や通信添削】でもお話したように、一口に塾と言っても様々な形態があります。長い年月子供たちへ家庭教師のお世話をして来て正直な所 「子供の将来を考えたら良くないなぁ。」と疑問に思うような塾が増えているように思います。勿論、塾ばかりではなく、家庭教師の協会【様々な家庭教師協会の比較と問題】 にも「子供たちのために良くない。」と思うような問題のある所もあります。 家庭教師のアズ新潟代表の渡辺が他の協会よりも安い料金に設定して、塾とほぼ変わらない料金(夏期講習冬期講習などを考えると塾の方が高い。 とおっしゃって下さる親御さんは多いのですが)で家庭教師の仕事を続けている事の理由は、自ら話すと少しおこがましく聞こえるかもしれませんが、 本当に子供たちに必要な勉強を教えようとしている塾や家庭教師の協会が少ないと感じているからです。

家庭教師のアズ新潟の代表が協会運営の仕事を1人で全て行う事で料金的には安く出来る家庭教師をお世話します。その分経営は、非常に苦しい時が多々あります。 ご家庭から頂いている家庭教師の料金面からも、広告費の面を多く掛ける事が出来ないため、例えば家庭教師の検索順位を上げて協会を知って頂く機会を増やすにせよ全て自分たちの力ですから、 高い指導費用をご家庭から頂いて、お金の面からも人海戦術の面からも広告活動をしている所にはかなわず、お問い合わせが非常に少なくなる事が数年の間に必ずあるからです。

それでもこうして続けているのは、家庭教師のアズ新潟を信頼して頂いて、ご兄弟全て面倒を見させて頂いたり、ご友人をご紹介して頂いたりと、会員の皆様との長いお付き合いがあるからです。 勿論、そうしたお付き合いを頂く事で、どんなに経営が苦しい時にも負けずに、新潟の子供たちのために必要な家庭教師の協会であり続けたいと思い今も協会が潰れずに存続しています。 子供さんの将来や未来を願い学習方法を考えていらっしゃる皆さんが、この記事をお読みになって、勿論、ご相談をして下されば嬉しく思いますが、どんな学習方法を選択するにせよ、 子供たちの成長に欠かす事の出来ない学習方法が、子供たちのためになる学習経験となるのかを考えて選んで欲しいと思います。

そして、もし、家庭教師の協会や塾などに所属して教育に関係する仕事をしている方がこの記事を読まれているのであれば、かけがえのない時期の子供たちに教える学習方法として間違いがないのか考えて下さって、 その家庭教師の協会や塾の方針に疑問を感じるのであれば、子供たちにとって良い方向に向かうよう頑張って働きかけて欲しいと思います。 「子供たちは新潟の、そして日本の宝物」なのです。

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