「勉強方法の持つ力」70点から90点へ

テキストで勉強中

家庭教師の先生から学習指導の状況を毎月確認していますが、先月2月は中学生高校生共に定期試験がありましたので、試験の結果と学習状況に関して関心を持ちつつ確認して行きました。報告を確認しながら、これからの指導をどうすべきか考え教師へのアドバイスを考える訳ですが、成果が既に明確に現れている生徒、着実に力が着いたと分かる生徒、理由は分かって教師も対策をしていて得点は取れるはずなのに結果に現れず悔しいと思う生徒もいます。

今月特に印象に残った生徒の試験の結果をご紹介したくてこの記事を書いているのですが、この前のどこかの記事で70点台だった英語数学が90点台へと一気に変わってくれたお話をしましたが、この生徒は女の子で、その生徒の他にも平均点で70点台から89.4点と、あと一歩で平均点で90点台と言う目覚ましい結果を出してくれた男の子の生徒がいました。

この生徒は新潟の上越市の生徒なのですが、家庭教師のお世話を始めたのは昨年の暮れの12月の半ばに面談にお伺いして12月下旬から家庭教師の先生との勉強を始められたお宅です。

お父様もお母様も、上越は新潟とは違い選べる高校も限られると熱心に勉強を考えられる方ですが、生徒の方は、男の子らしく、そんなご両親の心配もどこ吹く風。といった感じでしたが、私の話した勉強への向き合い方や学力の意味と付け方には真剣に聞き入ってくれて「早い段階で結果が出そうだな。」と感じながら「得意と思う教科は勉強方法を教えるから、自分でも勉強のやり方や作戦を練って100点を狙って勉強するように。」と話をしたのですが、1度目の試験でこの結果には驚くと共に嬉しくてたまらなくなり、担当の教師に即連絡して喜びを伝えて誠実な指導にお礼をしました。

この家庭教師の先生は上越市にお住まいで新潟に来るのはさすがに大変なために、ご家庭の家庭教師のお申し込み後に上越のファミリーレストランで朝まで勉強の打ち合わせをしたのですが、教科書と学校のワークを使って身につける勉強方法の大切さを良く理解している方で、生徒の学習の状況を確認しながら「成績は出ると思いますよ。」と言っていた通りの結果となり、後は100点を取ってくれる日を楽しみに待つばかりです。

こうした結果を出してくれる子供たちをお世話して、この家庭教師と言う仕事をしながら考える事ですが、子供たちには「学力」を育てる上で絶対必要だと感じる2つの取り組みがあります。

1つは、「学ぶ事への意味や価値」を正しく教え「学習への意欲」を刺激して「将来へ活かせる正しい学力を得たい。」と言う心理を育てること。

もう1つが、勉強のやり方勉強方法、を学校の勉強を分かるための勉強法と試験勉強に向けた勉強法を持つこと。

特に、中学生は学校で使う教科書や学校のワーク、高校生ではその他に学校で渡される参考書から離れない勉強方法を確立して行く事が勉強への意欲を無くさないために大切です。

この2つに真剣に教師を含む大人たちが取り組む事だと思います。

子供たちの勉強を見ていると「子供たちは本当に素直で純粋で、正しいと思ったり、必要だ。と本心から思えば真面目に取り組んでくれて、必ず学力を得てくれる。」と言う事を強く感じますし、小学生から高校生までの多感な時期に、正しく勉強することから経験し吸収される力は、子供たちが将来を考え未来を切り開く上でとても尊い力となって行くと思います。

ぜひ、この記事をお読みのお子様を育てられているご両親には、子供たちに必要な勉強方法について考えてみて下さればと思います。

様々な学習方法が世の中に溢れていますが、勉強する事は、進学するためだけに必要な力ではなく、子供たちが自分の将来に活かせると感じ、身につけたいと思える勉強方法が大切で、その事を様々な大人が気づいて行く事が家庭教師の業界を変え、塾の業界を変え、子供に必要な教育環境を作って行くことが出来ると考えます。

今日は新潟県の高校入試の最終日、合格発表までは落ち着かないと思いますが、受験生のみなさん本当にお疲れさまでした。