中学3年生の勉強/中学3年生疑問や相談から

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『高校受験!入試に向けての心配がたくさん!』

高校受験。人生で初めての大きな関門ですね。ほとんどの大人がこの関門を経験するのですが、皆さんはこの時期のことをどんな風に思い出されますか?私の勉強経験はさて置き、家庭教師のお世話をしながら「この世の中は良く出来ているものだ。」と思う事があります。それは、成人するのは現代でこそ20才となっていますが、昔であれば15才で元服。丁度中学3年生の時期が昔の大人への入り口だった事を考えるからです。

現代は、その年代に義務教育が修了し、自らの意思で進学し学び出すのです。うまく出来てます。私には、この高校受験の時期が、子供にとって大人への第一歩を踏み出す時期のように思えるのです。家庭教師としてのお世話をしながら、この年代の子供のいる色々なご家庭へ出向き、色々な子供達に会い、それこそたくさんの事を子供に教えようとする時、私は心の中で「頑張れよ!」と叫んでいます。

家庭教師の仕事を続けて、受験生の顔を見る時、そして、子供達が私の目を見つめるその顔が、自分の人生に真剣に向き合う戦士のように感じます。ご両親からは、ご不安のある旨をお聞きする事は数多くありますが、私は、ご両親の思う程、この国の子供達は心配ない。見所がある。と思っています。苦しい受験勉強の印象は子供達にあると思いますが、多くの子供が、どうやって3年間の力を付けるかが分からず迷っているだけです。家庭教師のお話をすれば、その勉強の経験がきっと役立つと考えています。

中学3年生の勉強で入試に向けてここは注目!

  1. 国語
    • 漢字や熟語の意味を必ず確認して理解する。
    • 文法や詩歌の決まりを正しく理解して使えること。
    • 評論文では筆者の主張、小説では登場人物の心情の変化を正確に読み取り自分の考えを持つこと。
  2. 数学
    • ケアレスミスのない正確な計算力。
    • 難問や時間のかかる問題を1つ1つ経験し納得すること。
    • 採点者にわか易く説明する説明力記述力。
  3. 英語
    • 英語を正確に聞き取る力。
    • 英文の構造である文型を正確に把握すること。
    • 短時間でわからない単語を類推して長文を読み取ることと英作力。
  4. 理科
    • 語句の意味を理解して覚えること。
    • 理科で扱う現象について説明できる力。
    • 条件整理をして計算できる力とグラフや図に書き込める力。
  5. 社会
    • 語句の意味を理解して覚えること。
    • 資料をもとに考えるて表現する記述力。
    • 歴史の流れを時代毎の横割りだけでなく、内容ごとの関連への理解。
    • 制度や仕組みの内容、起きた理由と今後の課題を説明する記述力。

中学3年生では「実力テストで結果が出ない。」と言うような相談が増えます。実力試験に出題される国語の文章は定期試験のようには分からず、ワークで対策すると言った問題の予想も出来ませんので、各自の持つ、本当の学力が問われるからです。これは、入試も勿論、他の教科に関して総合力が問われることになります。ですので、長期戦になります。夏休みが終わってからと考えないで下さい。夏休み前からの取り組みが大切です。

では、中学3年生のご相談内容をご紹介したいと思います。

「受験は初めての経験で、不安です。」

1番上のお子さんの場合には不安はたくさんあると思います。志望校をどう決めて行くのか。受験の仕組みは?勉強はみんなどんな対策をするのか。などなど。不安に思えば不安だらけになりますね。志望校1つ選ぶにしても子供達が高校の事を詳しく知らない事も多いです。知らなければ決められるどころか高校進学のイメージも湧きません。また、ご両親が心配でも、その心配をよそに子供の方は、「受験はまだ来年の春」。なんて考えています。子供達の目に、真剣さが出てくるのは夏休みが終わってから。となる場合が多いように感じます。

家庭教師のお世話をしている場合に、担当の家庭教師を通じて、高校名鑑のような本を書店で買ってもらうようにアドバイスするのですが、まず、第一歩として、どんな高校があるのかを見させるなどをして、受験生への意識を育てる事から始められては。と思います。

「入試に向けどのように勉強したらいいのでしょうか。」

入試をどのような方法で勉強し乗り切るのかは、その後の高校での勉強にも大きな影響を与えます。良く考えるべき内容で、重要な事です。塾と家庭教師は一般的に多く取られる対策ですが、私は、塾での勉強には反対の立場です。家庭教師の仕事をしているから当然と思われるでしようが、この考えは家庭教師の仕事をしているからではありません。

まず、新潟県の子供達には学校で受験勉強のための「新研究」や「整理と対策」と言った、ぜひ、しっかり使い込んで欲しい参考書を兼ねた問題集があります。このテキストを自分の物にする事が、一番の受験対策です。勿論、私たちの家庭教師はこのテキストを中心に勉強のやり方や勉強そのものを教えますが、塾の場合、塾のテキストを使うため、子供達の負担が、学校の宿題や実力テストの内容となるため、2つの学習をする事となります。

受験をものにする1番の秘訣は、1冊の参考書や問題集を隅々まで頭に整理する事が第一です。そこから総合問題、そして過去問へと入ります。具体的な方法より、塾の話が入ってしまいましたが、塾へ行かれる場合、塾の使い方はとても意識して考える必要があります。

「定期テストと実力テストが交互にあって、どうやって対策したらいいのでしょうか。」

3年生はテストが試験と実力テストの2つになりますから、負担は増える印象がありますが、力を注ぐべきは定期試験です。定期試験は高校入試の内申点の基準になりますので、ここは、何としても、今までに無い点数を取って行きたい所です。1、2年生でお話ししたように結果を作るためのスケジュール管理や、学習方法を、より点数を取るために必要な向き合い方として持ちたい所です。その狙って点数を上げて行く経験のを通じて、入試で必要な点数を取るために必要なスケジュール管理や学習方法の必要性を学ぶ事が出来ます。

実力テストでの成績を意識するのは、その年の暮れ頃です。ここに照準を合わせて、「新研究」などの受験テキストを進める事です。そこまでの実力テストは、あくまでもその時点での、自分の実力を調べるためと考えて下さい。その実力テストの結果から、目標とする合格点に対し何をして行くかを確認して、そこからの勉強に反映させて下さい。

家庭教師のアズ新潟の代表から

家庭教師のアズ新潟はは23年間、新潟市や新潟県内の子供達の学力を育てて参りました。ここまで数多く新潟のご家庭と出会い、一つ一つの縁を大切に、お子さんのために全力で家庭教師のお世話をさせていただいてきました。中学3年生の年代には、今この時をここまで生きた集大成として義務教育からの卒業をするべく立ち向かって欲しいと思います。家庭教師の仕事をして中学3年生にはたくさん会って来ました。どの目も、自分の将来へ真剣に向き合う目をしていました。「うちの子は。」とおっしゃるご家庭でも、子供と話すと、その目は真剣なものになってくれます。大人への第一歩を踏み出そうとしている事は、親御さんが思う程心配なく、子供達は真剣です。ですからこそ、私たちは、子供達に、その先の勉強にも、人生にも役に立つ、本当の学力を身に付けて欲しいと願っています。折角、集中して勉強する事の出来る時期です。塾へ行かれるなら塾をどう自分の学習に組み込むか考えて下さい。あくまでも「自分の勉強の確立」を意識して下さい。もし、家庭教師と共に考え教えたりアドバイスして来た学習のお話に興味があれば、ぜひ、この先の学年のお話もお読み下さればと思います。きっと、お子様の今後の学習方法をお考えになる上で、とても役立てて頂けると思います。また、もし、家庭教師にご関心があれば、「自分の勉強を確立」を自分たちの勉強の経験からするための手伝いと協力をいたします。ぜひ、一度ご検討下さればと思います。