勉強してみよう!

小学生

「勉強しなくちゃ。」「勉強かぁ。」「勉強がんばろう!」など『勉強をする。』となると、子供たちの心にはいろんな気持ちがあると思います。私を含めて大人もそうだと思いますが、子供の頃『勉強をする。』と言うことには、何か少し重たい気分と言いますか、プレッシャーと言いますか、勉強することは当然必要なことなんだと思いながらも、面倒臭いような複雑な気持ちがあったように思います。

「義務教育」と言う言葉は意識しませんでしたが、やはり「義務的」な重さをなんとなく感じているからなのかも知れないのですが、やはり「勉強をする。」と言う事は、楽しい事とは感じにくいものでした。

それが、大人になって子供を持つようになると、「勉強して欲しい。」や「勉強頑張って。」とか「勉強しなさい。」に変わってしまいますから、子供たちのために当然と言えばそれまでですが、不思議と言えば不思議です。

考えてみると、子供たちの心理には「勉強しなくちゃ。」と言う「しなくちゃ。」の部分にこそ子供たちの勉強への気持ちが1番現されているように思います。「義務的」なイメージがこの「しなくちゃ。」にはあるんですね。

そこで、今日は少しこの「義務的」なイメージから抜け出してもらいたいと思って記事を書いています。

勉強への気持ちは「勉強してみよう!」が1番なのではないかと思います。

「勉強しなくちゃ。」の心理には、何か結果にしたり力を身に付けなくてはならないような義務的な気持ちをどこかで、自分的にもご両親の気持ちからも、作り出してしまうからなんですね。

私は家庭教師のお世話でお会いする子供達に「結果ではないかならね。」「点数じゃないからね。」とお話しますが、勉強の目的は「点数や結果」ではありません。点数や結果はあくまでもその時点の勉強状態を見るものですし、そこに勉強の目的があるわけではない事に気づいて欲しいと思い話すのです。

「勉強の目的」は「知らないこと」を「知る」ことや「分かる。」ことから経験する、自分の生きる世界への知識を広げることです。その知識を得た結果として「出来ること」が増えると言うのがテストなどの結果なのですね。

勉強してみよう!」の言葉の中に「知らない事から何か発見してみよう。」「知らない事でも分かるようになれるないかな。」「自分の生きる世界を覗いてみよう。」と言うような感覚を持ってもらえるといいのだろうと思います。

人間が生きている世界は「なるほどそうか!」と言う事がたくさん潜んでいます。その、「なるほどそうか!」は知るほど納得出来て面白いものなのですね。

人の感情1つにしても、この「なるほど。」がありますし、「雨が降る。」「雪が降る。」にしても「なるほど。」があり、生きる世界は全て「なるほど。」だらけなんですね。

知識を得る喜びの入り口として、小学生の子供たちにはぜひ図鑑をいつでも開ける環境を用意してあげて欲しいと思います。

勉強する時には、そこを覗き込んで欲しいな。と思います。その「なるほど。」の積み重ねにこそ生きて行くために必要な知識を得ることになるのですね。

子供たちには、ぜひ、この「なるほど。」を得た時の喜びをたくさん経験して欲しいです。

図書館

子供たちは、学校や塾で、そしてご家庭でも「出来る。」ことを、言い方は悪いですが強要されているような環境に生きている事を多く見受けます。

「出来る。」ことはあくまでも勉強の結果です。そこに子供たちの意識が向き過ぎないように大人は配慮する必要があるように思います。

家庭教師の勉強は、この「なるほど。」を1番具体的に学んで行ける勉強です。どの家庭教師たちも「出来る。」ようになるためには、1人1人の子供たちが「なるほど。」を得てくれる先に「出来る。」ようになることを経験から知っているからです。

勉強は決して「覚える。」だけのものではなく、理解して「なるほど。」を得ることで、面白さがあり、頭から抜けない力になって行くものだと知っているからです。

もし、小学生や中学生のご両親がこの記事をお読みになっていて、子供たちに「勉強して欲しい。」と考えるようでしたら、ぜひ、勉強にどんな価値観を持たせてあげたら良いのかを考えて頂けたらと思います。

学校の教科書を中心にして教える家庭教師は、協会指定の教材の消化を目的とする家庭教師とは、勉強への取り組み方が変わります。家庭教師のアズ新潟は子供たちへ「理解する」楽しさや喜びを教えています。

新潟市や新潟県で家庭教師をお探しであれば、お気軽に家庭教師のアズ新潟までご相談下さい。

【参考記事】

「暗記」と「理解」

「家庭教師と教材の販売」

「学習環境を正しく育てる」