子育て・子供を育てる

校舎内から外を見る小学生の背中

子供たちを育てること。それは、大人の大切な役目です。特にまだ右も左も分からない赤ちゃんや幼児は、お母さんが目に見えなくなるだけで、不安で不安で仕方がなくてすぐ泣いてしまいます。大人だけが頼りなのです。虐待のニュースを見ると、どんなに心細く悲しい時間を子供が生きていたのだろう。と悲しくなります。

なぜ、そのか弱い子供の心を考えられないのか。自分が子供の立場だったらどんな思いなのか。どうして考えてあげられないのでしよう。本当に許せない気持ちで一杯になります。

子供を育てることは大変ですが、子供の笑顔を見ると大変さは一瞬で忘れられます。この笑顔を絶やしたくない。それが普通の大人です。

ですが、時には心を鬼にしてダメな事はダメだと言わなくてはなりません。私は男親のためか、それが苦手で自分でも甘いなぁ。と思うのですが、妻はその辺が女性特有なのでしようかシビアで、ビシっと言ってくれます。私がダメな分も妻がしてくれるのですね。妻も怒りたくはないでしようから、少し申し訳なく思います。

私も子供に対して強い口調で怒る時は当然ない訳ではありません。怒らなくてはならない。と思うのは、相手の事を考えない行動や世の中のルールでしようか。それだけは、しっかり怒っていいように自分では考えています。

勉強に対する我が子との向き合い方

勉強に関して、私がどう子供と向き合っているかと言いますと、「勉強しなさい。」をどう言わずに勉強に取り組むようにするかを考え方の第一にして言葉を探すようにしています。家庭教師の仕事をしている私ですが、自分の子供となると、子供の心理を考えてそう話しても、お恥ずかしいですが私の話を面倒そうな顔で聞いているので、これはどのご家庭のご両親も大変だ。と改めて思います。

この仕事をしている私ですらそうなので、家庭教師のご相談のお電話で「私が言っても聞いてくれないので。。」とお話を頂く事がありますが、それはすごく分かります。

疲れた子供

何故か1番子供の事を考えている親の話を、子供は親の言う事を素直に聞いてくれないものですが、自分も子供の頃を思い出すと同じだったので、子供の気持ちも分かります。ですが、難しいですよね。

昨日はお世話している受験生のお母様から同じようなご相談を頂いて、最後の一踏ん張りを頑張って欲しいけれど「それではダメ」的な話をされて子供さんが泣かせてしまった事があって、今、どうしてあげたらいいのか。と言う相談でしたが、経験からもすごく分かるシチュエーションなので、お話を聞いて私なら自分の子供にどう話すか、いえ、どう話すしかない。と言でも言いますか。。

勉強のすべき対策をお話し私から話があったと紹介して欲しいとお伝えした上で、これはもう、子供に「こうしなさい。」と言っても益々気持ちがそがれると考え、お母様が「どう今を取り組み生きて欲しいか。」「その取り組みがその後の人生でどのように活かすことができるか。」「それをどんな時に感じているか。」そう言った話を「お母さんはそう思っている。」とお母様の正直な気持ちを伝えて下さい。とお話しました。

家庭教師の仕事を通して抱く信念

この話をして頂けるようにお伝えした私には、家庭教師の仕事をして来た経験からや、また自分を振り返えって、上1つだけ信念として信じていることがあります。

それは、子供たちは、仮にどんなに反抗していても、心のどこかで「いつも一緒にいて育ててくれる親を必ず信用している。」と言う信念です。子供たちは直感で「言葉でなんとかしょうとしていいる。」事を感じ取りますから子供を動かそうとする言葉を話しても言う事を聞いてくれないものだと私は思います。

その逆に、子供を動かそうではなく、ただただ、親御さんが「どう思っているか。」「どうあって欲しいと思っているか。」その言葉にある思いを子供がどう考えてくれるかを子供に任せた上で話す事で、初めて子供が考えて判断し、行動を見つけてくれると言う考えです。

私は、子供にとって需要な局面になった時こそ、腹を据えて、親としてそうした対応を取りたいと思っています。子供を育て上げる。と言う事はその時々が親にとっても初めての経験ですし、手探りで砂の中から解答の入った小さな箱を探すような作業ですが、肝心な時は、お話ししたように子供との向き合いを実践するしかないのだと思っています。

この記事を読まれている皆さんにもお子様がいらっしゃることと思いますが、共に頑張りましょう!